[旅の日記]
ニューヨーク NewYork 
ニューヨークにやって来ました。
言わずと知れたアメリカで最も元気な都市です。
本日は、まずはマンハッタン島の南側を攻めてみます。
しかし、その前に腹ごしらえです。
アメリカと言えば、ボリュームいっぱいのパンケーキが気になります。
早速パンケーキの店を探します。
出てきたパンケーキは、何枚も重なったケーキ生地に、たっぷりのクリームが掛かっています。
思った通りのものです。
腹をいっぱいにして、いよいよニューヨークの探索です。
「グランド・ゼロ」は、ワールドトレードセンターの跡地です。
別名を「9.11メモリアル記念館」呼ぶように、2001年9月11日にイスラム過激派テロ組織アルカイダによって行われたアメリカ同時多発テロ事件です。
4機の旅客機がハイジャックされ、ペンタゴン(アメリカ国防総省本庁舎)やワシントンDC、そしてワールドトレードセンターが狙われました。
特にツインタワーであったワールドトレードセンターには、午前8時46分の北棟93~99階部分にアメリカン航空11便が衝突し炎上します。
さらには午前9時02分には、ユナイテッド航空175便が南棟77~85階衝突します。
激突によるダメージと火災による高温で鉄骨の強度が失われ、午前9時59分には南棟、そして10時28分に北棟が崩壊します。
縦に崩れ落ち、その後には猛烈な砂埃が地面を走ります。
リアルタイムのニュースの中継を見て、青ざめたことを覚えています。
周辺の施設を含めビルは解体され、メモリアル記念館となっています。
次に訪れたのは「ニューヨーク証券取引所」です。
世界最大の証券取引所です。
1817年のNew York Stock & Exchange Boardが起源で、今の取引所建物がウォール街に竣工したのは1903年のことです。
1929年のブラックマンデーから始まる世界恐慌、2008年のリーマン・ショックで有名な世界金融危機を乗り越え、今の強靭なアメリカを造ってきました。
金融報道のニュースで内部の映像を見ることはありますが、外観を見るのは初めてです。
正面にはアメリカ国旗が掲げられています。
また近くのブロードウェイには「チャージング・ブル」があります。
4.9mもある巨大な雄牛の銅像で、頭を下げ力を溜めて今にも体当たりをしそうな体勢をしています。
この突き上げるような体勢に、株価を上昇させるという願いが込められています。
ではこのマンハッタン島を、少し離れて眺めてみましょう。
次に訪れるのは、「ブルックリン・ブリッジ・パーク」です。
マンハッタン島にはブルックリン橋、マンハッタン橋などの橋が架かっていますが、その様子をこの公園から臨むことができます。
公園には多くの人が集まってきて、思い思いに対岸の摩天楼を眺めています。
ここからはマンハッタン島の中心部まで移動します。
「クライスラー・ビルディング」があります。
ニューヨークの摩天楼の中でも、先が尖った特徴のあるビルです。
自動車メーカーのクライスラーが本社ビルとして建設したので、1930年に完成します。
元々は260mで設計されていたものを、当時世界一であった282mのウォールタワーを超えるために、秘密裏に尖塔を製造していました。
完成時にその尖塔を取付け283mの高さになり、世界一の高さを誇ることになります。
しかし翌年の1931年にエンパイア・ステート・ビルディングの完成によって、世界一の座は明け渡すことになりました。
「グランドセントラル駅」です。
「グランドセントラル駅」は、メトロノース鉄道のターミナル駅です。
地下に29面のホームと46の発着番線を持つ巨大な駅です。
駅舎そのものもマンハッタンを代表する歴史的建造物でもあるのです。
それではマンハッタンのビル群を見下ろすことができる「サミット・ワン・ヴァンダービルト」に向かいます。
高さ427mを誇る建物の91~93階が展望フロアになっています。
全面ガラス張りの展望台で、超近代的な幾何学的な建築物です。
そしてここに立つと足元がすくんでしまいます。
ただし最高の眺めを独り占めすることができるのです。
ここからは「エンパイア ステート・ビル」も見下ろすことができます。
そう映画の世界では、かつてキングコングがよじ登ったビルです。
ここから眺める景色は、マンハッタンの街全体を手にしたようです。
天に伸びる摩天楼も、ここからはごく普通の低いビルに見えます。
それでは展望台から眼下に見えていた「ロックフェラー・センター」に行ってみます。
「ロックフェラー・センター」は、大富豪ジョン・ロックフェラーが、1930年から建設を開始し1939年に完成しました。
その中心にあるのが「コムキャスト・ビルディング」で、旧の「GEビルディング」だったところです。
「コムキャスト・ビルディング」を背にして、国連加盟国の国旗とその前には金色に輝く像があります。
古代ギリシャの神「プロメテウスの彫刻」です。
冬になると、ここに現れる巨大なクリスマスツリーでも有名な場所です。
その先に進みましょう。
「タイムズスクエア」は、マンハッタンのミッドタウンにある繁華街です。
ブロードウェイ・ミュージカルが上演されているシアターが点在しています。
ニューヨーク・タイムズやかつてのタイムズ紙があった場所です、
ビルには多くのディスプレイやネオンサインがひしめき、賑やかな街です。
さて、本日はこれで終わりです。
アメリカに来たのですから、肉をたらふく食べたいものです。
そこで出てきたのが、分厚い肉の塊です。
コース料理なのですが、肉だけでもお腹がいっぱいになりそうです。
さすが身体の大きなアメリカ人用の食事です。

そしてホテルに帰る前に、スーバーマーケット寄ってみます。
果物を見に行ったのですが、リンゴだけでも何種類も並んでおり、迷ってしまいます。
さすがアメリカですね。
こうしてホテルに入ったのでした。
翌日は「ハドソン・ヤード」から散策の開始です
「ハドソン・ヤード」は現在進行中の新たな都市再開発です。
写真は2019年にぁ制した巨大オブジェ「ベッセル」です。
蜂の巣をイメージしたオブジェで、展望台になっています。
イギリス出身のトーマス・ヘザーウィックの設計です。
ここからは「ハドソン川」の遊覧船に乗ります。
乗ってすぐに見えてきたのが「自由の女神像」です。
リバティ島にある像で、アメリカ合衆国の独立100周年を記念して独立運動を支援したフランス人 エドゥアール・ド・ラブライエが呼び掛けた募金によって1886年に完成しました。
アメリカの自由と民主主義の象徴となっています。
銅製の像で、台座を含めた高さは47mにもなります。
そういえばフランスにも「自由の女神像」があったのですが、こういう理由だったのですね。
遊覧船はアッパー湾に出ます。
船からはブルックリンの街並みも見えます。
右を見ても左を見てもビルが立ち並び所など、さすがニューヨークです。
船を降りて、お腹を満たします。
イタリアンですが、ピザはアメリカなりに進化しています。
そこでピザを食べに、店に入ります。
日本人にとって持て余すような大きなピザで、切り分けられていてもやはり腹に溜まるものがあります。
大満足のピザ店でした。
ここからは、かの有名な「セントラルパーク」に向かいます。
「セントラルパーク」でサイモンとガーファンクルのコンサートが行われた時、どれだけ行こうかと思ったところです。
コンサートを開催することができる341haの公園ですが、広さでは市内6番目の公園なのです。
都会の真ん中に、これだけ十分な緑が配置されており、素晴らしい都市計画だと感じるのです。
「セントラルパーク」には、「メトロポリタン美術館」もあります。
1870年に開館した世界最大級の美術館です。
アメリカはもとより、アジア、エジプト、ヨーロッパやギリシャ・ローマ、イスラムの幅広いコレクションを集め、あらゆる時代、文明のものを展示しています。
クロード・モネの「睡蓮」もここにありました。
もうひとつ「セントラルパーク」に作品が展示されています。
「不思議の国のアリス」で、マッシュルームの上にアリスがに座っています。
その両横にはウサギなどのキャラクターが揃っています。
マッシュルームには登ることができ、子供たちがここで遊んでおり楽しそうです。
さて今回のお土産です。
観光地で売っている置物ではなく、アメリカを感じさせる一般的な商品です。
バーベキューソースにジュース、菓子と絵葉書を揃えたのでした。
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