[旅の日記]
シカゴ Chicago 
日本からのユナイテッド航空がシカゴに着いたのは、16:00を回っていました。
折からのテロ対応で、入国審査は大賑わい。
おかげで結局入国審査が終わり荷物を取ってエアポートエクスプレスでダウンタウンに着いた時には、19:00を過ぎていました。
本来ならばダウンタウンを歩きながらジョンハンコックセンターに行くところが、すぐにタクシーに飛び乗り、凶悪都市!の明るいうちに行動しようとしたのでした。
ジョンハンコックセンターでは、地下1階のチケットカウンターで展望券を購入し、名物の高速エレベータに乗りました。
94階の展望階まで40秒足らずの驚きの早さです。ですが、エレベータはあんなに横に揺れるものということを、生まれて初めて知りました。
ここは、同じシカゴのシアーズタワーに較べると高さは3/4でシカゴで3番目なのですが、南にはループ地区の摩天楼が見渡せ、東を向けばミシガン湖が眺められるところから、絶景地といわれています。
そしてここから見ると周辺の50階ほどの高層ビルも、真下に見えてしまいます。
この展望階に着いたのは20:00で、ちょうど夕暮れの状況を見ることができました。
周りが暗くなると、さすがアメリカ第3の都市だけあって通りを彩る灯りは芸術的でした。
シカゴに来るまでは夜の怖さを聞かされていたのですが、ここマグニフィセントマルク地区に限っては治安もよく、21時を過ぎても人通りが途絶えないので、私もシカゴ川までの1kmを歩いてみることにしました。
そして夕食はサンドイッチ。フランスパンに野菜とハムが目一杯入ったもので、特にハムが柔らかくてボリュームも味も満点でした。
よく見るとスモークした七面鳥と書かれていました。
ライトアップされた摩天楼を眺めながらぶらぶらし、その後はタクシーを捕まえてホテルに辿り着いたのでした。
ちなみにタクシー運転手の黒人の兄ちゃんは、室内ミュージックにレゲエをかけながら、体をくねらせながらご機嫌で運転していました。
さて翌日は朝からダウンタウンを足で歩いて確かめます。
ところが外に出ると、昨日登ったジョンハンコックセンターの半分より上は雲の中。
ビルが雲に隠れるなんて、日本ではめずらしいですよね。
シカゴ川伝いに巨大な石造りのマーチャンダイズマート、双子のとうもろこしの形をしたマリーナシティを眺めながら、昨晩も訪れたトリビューンタワーとリグレービルへ。
ちょっとした朝の散歩となりました。
そしてループ地区の中に足を踏み入れてみると、そこには屋外芸術の世界へ。
デイジー・シビックセンターのピカソ作「無題」、それにジェイムスRトンプソン・センターのモニュメントといえ、奇抜なモニュメントが屋外に並んでいます。
そして時折頭上を通るのが、シカゴ名物の電車Lです。
シカゴの映画を見ていると必ず出てくる電車で、乗ってもいないのに何故か親しみが湧きます。
もっとも車内も安全とは言えないのですけれど。
朝の散歩も9時には切り上げて、次の目的地カナダへの準備にかかったのでした。
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