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[旅の日記]

ロマンチック街道(フュッセン) Füssen 

 夜行列車がミュンヘン駅に着いたのは、朝の6:30。
上下2段ベッドのツインの個室には、洗面所もついており、疲れを感じさせない快適なでだしでした。
さて、今日は念願のロマンチック街道に行くことができます。
予めインターネットで予約しておいたツアーバスの出発までは、2時間ぐらい余裕があります。
ミュンヘン駅で腹ごしらえをして、ツアーに挑みます。
ところがどうも雲行きが怪しい。
案の定バスに乗り込むときには、かなり強い降りになってしまいました。

 バスは2階建ての観光バスです。
そしてそこは、世界各国の人種の集まりです。
バスガイドも英語、ドイツ語、イタリア語を交互に使って案内をします。
それ以外の言語である日本語に関しては、イヤホンでテープにより案内がありました。

 ミュンヘンを出発して2時間余り、最初に訪れたのは、オーバーアマガウにあるリンダホーフ城です。
入り口からピクニックをしているような庭園を5分ほど歩いたところに、その城はあります。
実に小さなこの城は、ルードヴィフ2世が建てたとされています。
大自然の中の小さな小さなお城です。
城の中は20分もあれば余裕で見て廻れます。
そして最後に手入れの行き届いた庭園を眺めることができます。

 リンダホーフ城を出て、本日のお目当てであるノイシュヴァインシュタイン城までの間に、1つ小さな町に寄りました。
そこは家の窓という窓に赤とピンクの花が植えられており、実にきれいな街です。
あいにくこの時が今日一番の土砂降りで、せっかくこんなきれいな所に来たのですから本当ならば「ポカポカ陽気の中での街の散歩」を味わいたかったものです。

 さて更にバスは進み、フュッセンの町外れのノイシュヴァインシュタイン城のふもとまでたどり着きました。
反対側にはホーエンシュヴァンガウ城が、顔を覗かせています。
ここからノイシュヴァインシュタイン城までは、25分程度の上り坂です。
雨が降っていたこともあって、迷わず馬車に乗ることにしました。
馬車といっても歩く方が早いくらいののろのろ運転です。
雨で歩きにくいのか、はたまた食事も与えられずに働かされているのか、いずれにしてもかなりへばった馬たちでした。
丘の上の城は、噂で聞いていた通りの雄大で真っ白のきれいな城です。
白鳥城の異名を持つのにもうなずけます。
城の中はガイドによって廻ることができました。

 念願のノイシュヴァインシュタイン城にも来れて、満足したところで10時間のバスツアーも終了を迎え、ミュンヘンへの帰路につきました。
さて夕食はもちろんミュンヘンビールです。
この日記を見られている方は、どこへ行っても私がビールを飲んでいるように思われるかもしれませんが、本当においしいのです。
白ソーセージを注文し、フォークとナイフで機用に皮をむいて食べます。
白ソーセージには通常のマスタードとは違って、少し甘めで濃い茶色をしたマスタードをつけて食べます。
その味は絶品です。
思わずビールも進み、ホテルにたどり着いたときには、ベッドに横になったとたん朝までぐっすり寝込んでしまいました。

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