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[旅の日記]

ミュンヘン München 

 ここはミュンヘン。
かつて夏のオリンピックが行われたこともあるドイツ南部の都市です。
今日はここミュンヘンでゆっくりと町並みを観光することにします。

 ミュンヘンの見所は、ミュンヘン中央駅から正面に向かってまっすぐと進みます。
左手に見える歴史的建造物は、ミュンヘン地方裁判所です。
石積みの造りは、ヨーロッパに来たことを再認識します。

 さらに進んだところにあるカールス門が、入り口になります。
ここから伸びるノウハウザー通りは歩行者天国になっており、左右に教会や店が並んでいます。
カールス門をくぐりぬけ、左手に見えるのがミヒャエル教会です。
外から見た限りでは普通の建物のようで、とても教会とは思えず通り越してしまうようないでたちです。
今は日曜日の朝、ちょうどミサが始まったところでした。

 それを超えると、左手奥になにやら塔の頭が顔を覗かしています。
一筋奥に入ったところにあるこれは、フラウエン教会です。
近くに行くとその高さに圧倒され、100mの高さを誇る2本の搭です。
著大な建物が多くて、そのままでは写真に入りません。
そういえばヨーロッバ来てからというもの、縦向きの写真が多いように思えるのは気のせいでしょうか。

 更に先を進むと広場になったところにゴシック様式の立派な建物があります。
それが新市庁舎なのです。
どの街に行っても旧市庁舎の方が有名なのに、ここだけは例外で新市庁舎が人気の的です。
そしてここにはドイツ最大の仕掛け時計があるのです。
11時と12時にその仕掛けが動くのですが、今は10時前。
それまでの間、レジデンツに行くことにしました。

 レジデンツというのは、博物館と宝物館が入っている建物です。
両方の共通券を買い、見て廻ることにしました。
この博物館が外から見る以上に意外と広いのです。
その中でもアンティクヴァリウムと呼ばれる大広間には、美しい壁画と豪華な装飾が見事です。

 レジデンツで時間をつぶして、再び新市庁舎に戻ってきたときには、12時少し前です。
多くの人が時計の仕掛けを見ようと、広場に集まっていました。
12時15分前からミヒャエル教会とブラウエン教会の鐘が鳴り響き、続いて奥のペータ教会と聖霊教会の鐘です。
それが鳴り終わるのが12時ちょうど。
ここからが新市庁舎の時計が、時を知らせる鐘を鳴らしだします。
仕掛けは12時を5分ほど過ぎたころにようやく動き出しました。
オルゴールの響きに合わせて、先ずは兵隊が動き出します。
そしてその後、踊りが繰り広げられるのです。
今となっては凝った動きでもなく、日本のからくり人形の方が数十倍も数百倍も器用な動きをするのに較べて、こちらは実用的な市民の目印・・・時刻告知の手段とされていたのでしょう。

 昼食はソーセージを食べるために、ここでは軽くカフェに寄ることにしました。
青空の下、テラスでくつろぎたかったのです。
ドイツに来たら食べたかったもの、それはバウムクーヘンです。
「ハーベン ジー アイネン クーヘン?」なんとか通じたのですが、あいにくバウムクーフェンは置いている店はありません。
その代わりクリームたっぷりのチョコレートケーキを食べたのでした。

   
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