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[旅の日記]

カルルシュテイン城 Hrad Karištejn 

 プラハから程近いところに、カルルシュテイン城があります。
今日はその城を見てきました。

 田舎町で駅を降りたときには、とても城があるなんて想像できないようなひっそりした町です。
チェコの鉄道は、たとえプラハであっても改札口と呼ばれるものはないのです。
ましてやここは、街の中心地であるにもかかわらず、静かな光景です。
でも、チェコ国鉄の流線型の普通電車とその色使いには、ひどく惚れ込んでしまいました。
城は歩くこと30分ぐらいの、山の上にあります。
チェスケー・ブディェヨヴィツェのフルボカー城と較べると、こじんまりした姿です。

 駅から歩いていくと、やがて登り坂に差し掛かります。
日本でいうと神社の参道のようなもので、左右に土産物屋が並んでいます。
観光地であるここには、久しぶりに日本語の看板を見ることができました。
通りには馬車も走っています。
やがて左前の丘の上に、カルルシュテイン城が顔を出します。
道は城の周りを反時計回りに走っており、歩いていくと城の形が変わっていくのです。

 ローマ皇帝カレル4世の建造したカルルシュテイン城は、角ばった形の建物です。
チェコではどこに行っても城を勝手に見て歩くことはできず、数十分おきに出発するガイド付のグループに加わらなければなりません。
グループによってチェコ語、ドイツ語、英語などがあるのですが、何を聞いても判らないことには違いがないので、いつもチェコ語を選んでいます。
チェコ語が一番回数が多くて、なによりも他の言語の半額の安さなのです。
私は、この半時間の案内に参加することにしました。

 帰りは城から駅までの道を、土産物屋を1件ずつチェックしながら帰ったのでした。

   
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