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チェスケー・ブディェヨヴィツェ |
[旅の日記]
チェスケー・ブディェヨヴィツェ Ceské Budějovice 
チェスケー・ブディェヨヴィツェという町に行ってきました。
ここピルゼンからは、電車で丁度2時間のところです。
ところが、行きからハプニングが。
途中の区間が工事で、バスの代行輸送になっていたのです。
我々が乗っている1等車は個室になっいて座席が向かい合わせに6客あるので、他の客は入ってきません。
乗務員が盛んにChange booseと言っていたのですが、相手も片言の英語でしか喋らないので何のことか判らずにいました。
ところが途中の駅でみんなが降り、我々も訳も判らず降りてしまいました。
もちろん地方の駅なのでホームはなく、ドアのステップを降りれば、そこは直接線路です。
機関師がいたので自体を把握しようと聞くと、たまたま英語が通じ、バスに乗り換えろとのこと。
あわててバスに乗って事なきを得ました。
バスは一駅分走って、次の駅で再び電車に。
ただしその電車には1等車がついておらず、個室ではあるけれどビニールシートの8人がけの2等車でした。
やっとのことで、目的地のチェスケー・ヅディェヨヴィツェへ。
チェスケー・ブディェヨヴィツェは終点駅とはいえ、小さな町です。
駅から町の中心地までは、10分ぐらい歩いたところにあります。
まず目に入るにはレンガ色の屋根の聖ミクラーシュ教会です。
バロック様式の優雅な姿をしています。
その横には、黒塔という真っ黒な時計台があります。
黒塔はてっぺんまで登ることができます。
石を並べた螺旋状の階段を登ると、今度は木製の階段です。
登る途中には、時刻を奏でる鐘を見ることができます。
でもこれが意外と大変で、息を切らしながらやっとてっぺんに辿り着いたのでした。
しかし上から眺めるチェスケー・ブディェヨヴィツェの町並みは、すばらしいものです。
ブジェミスル・オタカル2世広場と、周りの赤屋根の町並みがきれいです。
その後、修道院や博物館が共和国広場の周りにあるだけで、あっという間に町観光は終わってしまいました。
そして昼は本場のビールを堪能したのです(ここがバドワイザーの発祥の地ということなので)
さて午後からは、フルボカー城に行ってきました。
調べていったガイドブックに載っているバスの番号はでたらめで、どのバスに乗ったらいいのかを日本語のガイドブックの写真とジェスチャーで聞きながらの珍道中です。
バスには何とか乗れたものの降りる停留所を見逃さないように、一時も息をつけない20分程のバスでした。
着いた城は実に壮大で、角に円柱の塔があるフランスのそれを思い起こさせるような造りでした。
ただフランスの城と決定的に違うのは、こちらの城は外は石造りでも、中は木の壁になっており芯まで冷えることはありません。
そして城だけが遺産として残っているのではなく、小さな村ですが城の周りには実際に人が住んでいました。
城の中の見学は、数十分おきのガイド付きの案内に参加しなければなりません。
チェコ語、英語、ドイツ語のガイドがあり、ここでも料金の安いチェコ語ガイドに参加することにしました。
1時間弱の見物です。
帰りは2時間に1本(ガイドブックでは30分に1本?と書いてあるのに)のバスにジャストタイムで運良く乗れ、再びチェスケー・ブディェヨヴィツェに戻ってきました。
チェスケー・ブディェヨヴィツェからの電車は、工事も終わり快適な帰路となりました。
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