[旅の日記]
バンコク市街 กรุงเทพมหานคร 
タイの首都バンコク、熱帯のこの地はいまやアジアの一大都市なのです。
スクーンビット通りを中心とするバンコク市街地には、日本と見間違えるような高層ビルが立ち並んでいます。
確かに乞食も数多くいるのですが、街全体としては活気に満ち溢れています。
そんなバンコクの市民の足はバスと電車。
バンコク名物とでもいえそうな慢性渋滞のバンコクの切り札となるのが、BTSと呼ばれる電車。
市内中心部をを高架で走り、中は寒いほどの冷房が聞いた快適な乗り物です。
一方道路では、バスのほかにもそこかしこにタクシーが。
タクシーの料金は日本よりはるかに安く、渋滞にさえ会わなければ便利な乗り物です。
タクシーには大きく分けて2種類あり、赤と水色のタクシー会社のものと、黄色と緑の個人タクシーがあります。
中にはメータを倒さない悪質なタクシーもあるので、注意が必要です。
私も4ヶ月の滞在の間に、3度ほどそのようなタクシーに出くわしました。
そのほかにはツクツクと呼ばれるバイクに客席をつけたような乗り物や、バイクタクシーなどがあります。
ツクツクはタイ名物で観光客は乗りたがりますが、違法に高い額を要求されますので、乗る前にきちんと値段交渉をする必要があります。
またバイクタクシーは危ないので、決して乗らないように。
皆さんがこの原稿を目にするころには、きっと地下鉄も開通していることでしょう。
庶民の生活はというと、街の至るところに屋台が出ています。
日用品はもとよりベルトや時計それにVCDやDVDが所狭しと並べられています。
模造品の時計や違法コピーのDVDなど、もうやりたい放題といったところです。
時々は当局の取締りがありますからその直後は品を並べていませんが、尋ねれば奥から出してきてくれます。
屋台の中には食事を作って出すところも数多くあり、家で食事を作って食べることの少ないタイの生活が判ります。
日本では決して目にすることができないものとしては、焼いた昆虫を売っている屋台にもお目にかかることがあります。
ここは熱帯の国。昆虫とまではいかなくとも、屋台での食事は食中毒に十分注意しなければなりません。
市内の見所と言えば、デパートの並ぶ繁華街マーブンクローン、中華街、寺院見物、博物館鑑賞などがあります。
BTSの終点のチャックトゥチャックの駅前の公園では、休みの日になればウィークエンドマーケットが開催されます。
数百の店が公園いっぱいに店開きします。
衣類、日用品、書籍、たべもの、そしてペットまでもが売られています。
ここでみやげものを探すのもいいでしょう。
タイシルクなら、タイシルク王といわれたジム・トンプソンを訪れてみるのもいいでしょう。
しかし街の中心を少し離れると、そこはまだまだ田舎の国。
確かに街の中心部でも象使いが象を引っ張って、観光客にエサのバナナを売りつける光景に会います。
実際私もものめずらしさも誘い、象にバナナを与えてしまいました。
そんなバンコクの郊外で、面白い交通標識を見つけてしまったのでした。
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